東南アジア一周の旅〜ベトナム戦争と旅での出会い編〜

趣味

みなさんこんにちは!トトゴリラです!

みなさんは「ベトナム戦争」をご存知ですか?

聞いたことあるという方がほどんどだと思います。

今回はベトナム戦争についてと、ベトナムの旅で出会った人の話を書いて行きます!

 



ベトナム戦争とベトナム戦争証跡博物館

ベトナム戦争とは、1960年から1975年までの約14年半にわたって続いた戦争で、北ベトナムと南ベトナムという、フランスからの独立を実現したインドシナ戦争(1946~1954)によってできた2つの国の間で起きた戦争です。

しかし、戦っていたのはこの2国だけではありません。

もともと共産主義をとっていた北ベトナムは、南ベトナムはアメリカのかいらい国家であるから、その南ベトナムを吸収統合してひとつのベトナム国家をつくろうと、南ベトナム解放民族戦線による南ベトナム内での反政府活動を支援していました。

これを警戒したアメリカは、当初は少数の、そのうち大量の兵を南ベトナムへ派遣したことで戦争に発展。長い戦いの末、最終的には、北ベトナムが勝利を収め、アメリカ軍は撤退しました。

ベトナム戦争ではアメリカ兵約5万人が命を落としましたが、戦場となったベトナムでも多くの人が亡くなりました。

独立行政法人 国際協力機構 池上彰が見る!考える!ASEAN南部経済回廊1200キロを走破 アジアの未来のつくりかた より

https://www.jica.go.jp/aboutoda/2016_ASEAN/vol2_page8/index.html

私はベトナムに行くまで
「ベトナム戦争っていうのがあったんだな〜」とか「あの、ベトちゃん・ドクちゃんで有名な戦争か」
ぐらいにしか思ってなかったんですよね。

実際にベトナムに行き、戦争証跡博物館を見た時は正直衝撃的すぎで何も言えませんでした。

ベトナム戦争の悲惨な現実を後世に伝えてく為の貴重な博物館ですが、あまりにもストレートなメッセージを持った写真とかが多いので、泣いてしまう子どもや女性がたくさんいたみたいです。

その為、今は平和を願うための「平和資料館」にするために子どもの描いた絵を飾ったり、多くのホルマリン漬けにされた奇形児の遺体はツーヅー病院に移されたとのことです。

それでも、日本ではおそらく展示されないだろうなと思う奇形児の遺体や写真などが博物館に展示されており、本当に心が痛む思いで拝見させて頂きました。

私が個人的にすごいなと思ったのは、この博物館にはベトナムの被害だけではなく、敵国だったアメリカの被害の写真も展示されていることです。

どうしてもベトナム戦争と言えば、枯葉剤の影響で奇形児になってしまった子どもや爆撃を受けた被害のイメージが強いと思います。

もしかしたら政治的な影響もあるかもしれませんが、私的にはベトナムもアメリカも人は人、どちらも大切な人が大勢亡くなったということをしっかりと表し、尊い人の命について考えさせてくれるためだと勝手に考えています。

そして、私が戦争博物館で一番記憶に残っているのが、

障害を持った子どもを笑顔で育てるお母さんの写真。

大きなショックと大変な思いをしたとは思いますが、やっぱり我が子は可愛いんだと思います。

しっかりと我が子を育てる写真のお母さんは本当に強いと思いました。

そして、最後に大事な話。

近年、ベトナムでは障害児の生まれてくれてくる人数は減っているみたいです。

え!すごくいいことですね!
戦争が終わって年月が経っているから、少しずつ落ち着いてきたんですね!

と、思ってしまうかもしれません。
確かに、戦争が終わって少しずつ落ちつているのは事実です。

しかし、実はベトナムの医療技術が進み、障害児とわかった時点で中絶されるのがほとんどだそうです。

生まれてくる奇形児や障害児は少なく見えるけど、実際はまだまだ根深い問題を抱えているということを決して忘れてはいけませんね。

私自身、その選択が良いのか悪いのかなんて分かりません。

ただ、そのことを知っていると知らないでは大きな差があるのではないでしょうか。

みなさんも、少し気になった方がいらっしゃったら、調べたり、実際に見学に行ってみてはいかがでしょうか。
世界の悲惨な歴史を知り、二度と同じような悲しい思いをする人たちが現れないようにして行って頂きたいと思います。

 



クチトンネルとそこでの日本人との出会い

みなさん、クチトンネルってご存知ですか?

クチトンネルとは
クチ地方に作られたアメリカ軍との戦争に使われたトンネルです。

アメリカ軍は圧倒的な軍事力で、空爆や戦車による爆撃などを大規模に行いました。一方北ベトナム軍はジャングルに身をひそめ、入り込んだアメリカ軍を攻撃するなどゲリラ作戦を展開、抵抗し続けました。

そのゲリラ作戦の一つが、南ベトナムのサイゴン(現ホーチミン)やクチの地下に、無数に張り巡らされたトンネルでした。
全長200kmにも及ぶという地下トンネルの網の目は、地上からはそれとわからないように隠され、さまざまな役割を果たしました。
人々の生活の場であり、道路であり病院であり集会所でもあり、そしてアメリカ兵を罠や落とし穴で不意打ちにする重要な「武器」でもありました。

この地上からはわからない地下トンネルの罠や、アメリカにはない湿潤なジャングルでのゲリラ作戦は、アメリカ軍を疲弊させていきます。
業を煮やしたアメリカ軍は、ジャングルに大量の枯れ葉剤を撒いて枯れさせようとしたり、敵か味方かも区別が付かない村民を殺してしまうのですが、その行為が知られるにつれ、アメリカ国内でも世界各地でも反対の声があがります。

JTB クチトンネル見学でベトナム戦争の歴史を知る より

https://www.jtb.co.jp/kaigai_guide/report/VN/2014/07/cu-chi-tunnel.html

クチトンネルはジャングルの中に作られていたので、上から見ても全くわからず、アメリカ軍がそのジャングルに入ると、どこから攻撃されるかわからず、かなり苦戦したようです。

その為、枯葉剤をまいてジャングルを無くし、その影響で奇形児が生まれるようになり世界から非難されたんですね。

トンネル作ってそこからゲリラ攻撃とか無敵やん。って思うじゃないですか。

でも、トンネルと言っても人一人が通るのがやっとの広さですし、酸欠で無くなる人もいたそうです。
また、爆弾を落とされた地面の奥の方まで吹っ飛ぶし、火炎放射機や毒ガスをトンネルの入り口から発射され多くの人が亡くなったそうです。

ほんと、想像できない世界ですよね

毎日が死と隣り合わせ。
生きるか死ぬかの戦いをずっと続けなければならない。

そしてその戦争が終わった後も毒によって平和な暮らしができない。

もう、このような悲しい出来事はどの国でも起こって欲しくないと心から願ってます。

ちなみに、クチトンネルでは本物の銃と実弾で射撃体験もできます。

なかなか日本では体験できないことなので、もしクチトンネルに行かれた時は体験してみてはいかがでしょうか。肩が吹っ飛ぶぐらいの衝撃があります・・・

ほんと、こんなものよく使ってますよね。。。

 



ベトナムでの出会い

クチトンネルツアーに申込み、はとバスみたいなバスに乗り込むと、たまたま隣に座った女の子がめちゃくちゃ美人だったんです!!!

ヨーロッパ系の超美人!

しかも、私に話しかけてくれたんですけど、まじで英語わからなくてインキャ状態・・・

ウェアー アー ユー フロム?って頑張って返したけど、全く聞いたことない国言われて、まじ挙動不審になって、ヘラヘラ笑ってたら、めっちゃ嫌われちゃいましたヽ(;▽;)ノ

そんなことは置いておいて

そのクチトンネルツアーは日本人向けの日本語ガイド付きだったので、私の他にも日本人の方が6人ぐらい、いらっしゃったんですよね。

話を聞いていると、仕事でベトナムを訪れており、現地休暇なのでみんなで観光しているとのこと。

その方たちの中で一番偉い人が68才の女性で、私にいろいろ話かけてくれました。

そこで、自分がなぜ海外に一人旅に出たのか、就職前でいろんな世界をみたいと思った話や、なぜスーパーの袋で日本を飛び出したのかを話すと、すごく気にってくださり

「面白いね!明日、私たちの仕事場を見せてあげるから、朝8時に次バスが停まるホテルの前に来て」と言われ、連絡先も名前も知らず、その人たちはバスから降りて行きました。

次の日、約束通り朝8時にそのホテルに行くと
ツアーに一緒にいた男性に「本当に来たの?!?!」と驚かれましたが
誘って頂いた女性の方は「やっぱり来てくれたね!連絡先とか聞いてなかったから迷ったらどうしようかと思ってた!」と言ってくださいました。

その人は日本で洋服を扱っている企業のお偉いさんだったみたいで、68歳になってもアジアを飛び回りビジネスをされているとのことでした。今回はベトナムに縫製工場があり、その現場の視察と縫製方法を伝える為に現地入りされていたそうです。

現地の工場に入る時
「この子は私の孫みたいな子だから!」
と行って普通に工場に入れていただき、現場を見せていただくことや会議の出席、お昼ご飯までご一緒させて頂きました。

まさかベトナムに来て豪華な焼肉を食べれるなんて全く想像していなかったのでめちゃくちゃ嬉しかったです(笑)

その女性曰く「私は48歳の時からこの仕事をしている。その頃は人生のどん底だった。でも今の会社に入り、自分から手を上げて海外へ行ったから今の私がある。なんでも自分から積極的に手を上げて進んで行ったら必ず成長する」と教えて頂きました。

本当にそうだと思います。

失敗を恐れて何もしなければ、失敗をしないかもしれないけど成功もしない。

自分から挑戦すれば、失敗するかもしれないけどその分成長もできる。そして、その成長した分、成功に近づくことができる。

私も自分から積極的に手を上げ、前に強く進んでいける人になりたいと感じさせて下さった出会いでした。

つづく。

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